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2023/10/17

長期優良住宅とは

長期優良住宅とは?

長期優良住宅認定制度の基準をクリアした家

長期優良住宅は、長く安心・快適に暮らせる家。
平成21年(2009年)にスタートした「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアし、認定を受けている家が「長期優良住宅」と呼ばれている。新築一戸建ての場合、下記が主な認定基準です。

1 劣化対策

数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。

数世代とありますが一体どれくらいかというと、なんと100年です!
100年住み続けられる構造で建築されていなければならないということです。

<住宅性能評価>
劣化対策等級3相当
構造の種類(木造や鉄骨造など)によってさらに細かい基準があります。

 

2 耐震性

極めてまれに発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、
損傷のレベルの低減を図る。

 つまり、大地震の被害に合っても最低限の損傷に留め、
 改修工事を行えば住み続けられる家であることです。

<住宅性能評価>
耐震等級(倒壊等防止)2

 

3 維持管理・更新の容易性

構造躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備の維持管理がしやすいこと。

給水・排水管の清掃・点検・補修・更新が行いやすいように、
 管がコンクリートや地中に埋められていないか、
 たわみや抜けがないかなどを見られます。

<住宅性能評価>
維持管理対策等級(専用配管・共用配管)3
更新対策等級(共用排水管)3

 

4 省エネルギ―対策

必要な断熱性能、断熱等性能等級4(新築住宅)の省エネルギー性能が
確保されていること。

→断熱等性能等級4は「次世代省エネ基準」とも言われています。
 壁や天井はもちろん、窓や玄関ドアにも断熱が必要です。
 結露の防止対策も施されていないといけません。

<住宅性能評価>
断熱等性能等級4

 

5 居住環境

地区計画、景観計画、条例によるまちなみ等の計画、建築協定、景観協定等の
区域内にある場合には、これらの内容と調和を図る。

建物の色彩やデザイン、屋外の緑化などまちなみの景観を維持したり、
 より良くするために決められたそれぞれの地域の基準や計画を邪魔しない建物に
 しなければなりません。

 

6 住戸面積

床面積の合計が75㎡以上、少なくとも1階の床面積が40㎡以上(階段除く)ないと
いけません。地域によっては所管行政庁が別に基準を定めている場合があるので、
その場合はその要件に従いましょう。


 

7 維持保全計画

建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること。

→以下の部分や設備について定期的な点検・補修が必要です。

 ・住宅の構造耐力上主要な部分
 ・住宅の雨水の侵入を防止する部分
 ・住宅に設ける給水、排水のための設備


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